焚巣館 -後漢書東夷列伝 評語-
https://wjn782.garyoutensei.com/kanseki/chousenshi_chuugoku_shisho/gokanjotouiretsuden/08hyougo.html
おしまい。ようやく開通って感じである。
前に訳したときにコメントで指摘があったけど、この評語の最初のあたりにある箕氏朝鮮の成立に関する中国中心主義的認識の記述の問題は今回訳していて前回より強く感じた。とはいえ、善悪を直ちに断ずる気はまったくしない。
三国史記では、箕子ではなく朴赫居世に朝鮮王朝の聖性を求めているけど、新羅本紀の最後に中国由来の神であるとして、それを正当性の根拠にしている。これに対して儒者の李奎報が三国史記を批判して作った詩『東明王篇』には、朝鮮が中国とは別に聖人の都だと証明しようと押し出して朱蒙を顕彰しているし、あるいは仏僧の一然は檀君の神話を描いて朝鮮の独立した神話を顕彰していた。
思うに、朝鮮には檀君と箕子の葛藤があると感じている。ただし、これらはいずれもナショナルプライドであって、両社を単純に対立関係や善悪是非といった弁別はできない。また、この容態はベトナムも日本も大小同じであるし、日本も複雑だと感じる。
なんか料理記事とか書きたい。
PR
コメント
1. 無題
Re:無題
そのうちやりたいんですけどねー。なかなか……。