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塗説録

愁いを天上に寄せ、憂いを地下に埋めん。

味鄒尼師今紀を大幅修正し、注を追記。
焚巣館 -三国史記 第二巻 味鄒尼師今-
https://wjn782.garyoutensei.com/kanseki/sangokushiki/02kan/06misu.html

 

 本日の更新。初めての金氏の新羅王。といっても、これまでの通常の王とあまり変わり映えはしない。本格的に新羅の王位を金氏が占めるのは三巻からとなる。

 ここで初めて金閼智以降の金勢漢、金阿道、金首留、金郁甫という系譜が登場するが、特段に詳しい事跡の説明はないし(何気に金閼智が昔脱解の大輔であったことが初めて明かされるが)、これといって目新しい話はない。そして、伐休王の注に記しておいたが、この世代を計算してみると、なんだかアヤシイ。

 ちなみに、朝鮮現地の発掘史料の碑文によれば、金氏の王統は金勢漢が始まっているとされている記録が多く、この金勢漢を金氏の祖とする説もある。このあたりの詳細はまた検討していこう。

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