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塗説録

愁いを天上に寄せ、憂いを地下に埋めん。

エロゲお引越し


『猪名川で行こう!!』『 Filsnown -光と刻-』『こみっくパーティ』『夢幻泡影』『鬼畜王ランス(CD-R)』『かえるにょぱにょ~ん』……

 お盆に実家からエロゲを引き上げた。箱などは実家に置きっぱなしで、ディスクのみ持っていく。昔から私は、エロゲを箱から出してCDケースにまとめて保管、所持外出していた。このようにCDケースに入れられたエロゲ集は布教の際に活躍し、かつては巷で『倭人コレクション(倭人の部分には本名が入る)』と呼ばれていたものである。


 製品ディスク、バックアップディスク、あとはデータしか所持していない作品もあったりする。すべてをCDやDVDにバックアップしているわけではなく、HDDにのみデータを保存しているゲームもある。結構、雑に扱っているので破損も多い。

 とはいえ、500GB分のエロゲデータを保存した旧いHDDはそのまま生きているので概ね問題ない。これを再度CD-RやDVD-Rに焼けばよい。私の所有するパソコンのCDドライブは読み取り専用なので、外付けCD-RWドライブも実家から持ってきた。これで問題なくプレイできるはず……と、思ったのだけど、なぜかドライブがまったく動かない……。なんでだ。壊れたのか、機体との相性が悪いのか、よくわからない。

 というわけで、当分はディスクで所有しているエロゲをするしかない。これも100枚以上所持しているので、やりきれないほどのエロゲは十分にあるのだけど。


 で、久々に『処女はお姉さまに恋してる』をプレイしたのだけど、OPで主人公が財閥の家柄で「そういや、そんな設定だったなー」と思うとともに、「この家、戦争協力してたんだろうな……」と頭に浮かんだ。そういや、初プレイのときは金持ちとしか認識してなくて、財閥ってことは意識してなかったな。なんでだろう? この私ともあろうものが。「戦前から続く財閥で~」というモノローグも入り、いよいよ「ここに描かれる豪邸や宝飾品は、すべて戦前に行ってきた台湾人や朝鮮人からの搾取の結晶なんだねえ……」と暗い気持ちになってきた。
 こんなわけで炭鉱で労働させられていた植民地の労働者を想像した後なもんで、この家が戦前に財閥がどうかも関係なく、単純にクソ金持ちのボンが女装して女子校に通わないといけないとかいうクソどうでもいい悩みを聞かされ始めたことにだんだんムカついてきて、登場人物も悉く金持ちだったことを思い出し、聖應女学院だとか通ってる生徒の豪邸だとか全部爆破して関係者を全員絞首刑にした方がいいんじゃないかと思えてきた。まあ、メインキャラクターは未成年だし助命してやらんでもないかな、とも思ったけど、エロゲ年齢だから未成年じゃないかも知らん。どっちでもいいけど、財産は没収だ。

 この作品自体はフツーに面白いエロゲです。私はエロ目的としては百合をあまり見ないし、かといって汚い男はエロシーンで見たいと思わないので、女装主人公はエロシーンが見やすくてとてもよろしい。
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