忍者ブログ

塗説録

愁いを天上に寄せ、憂いを地下に埋めん。

サボっていたホームページ更新

後漢書東夷列伝 -焚巣館-
https://wjn782.garyoutensei.com/kanseki/sangokushiki/appendix/main.html

 ずっとサボってたホームページ更新完了。史記朝鮮伝と後漢書東夷列伝をこちらに移しただけだけど。

 本当に後漢書の東夷列伝が面白すぎると思う。これすごいよ、ホント。漢籍やっててよかった。夫餘、挹婁、高句驪、東沃沮、濊、三韓、倭のすべてが面白い。7つすべてが特徴的で見どころがあるの、本当にすごくない? 誰かゲームとかつくらないのかな。

 三韓の習俗が本当に興味深くて、5月と10月の祭で地面を踏み鳴らして躍るのは大地に対する信仰だろうし、また「蘇塗を立て、大木を建ててそれに鈴や鼓をぶら下げることで鬼神に仕える。」というのはおそらく将軍標、というか長栍(チャンスン)だよなあ。

旅行中見かける「彫像」の正体
https://www.utravelnote.com/korea/column/67393

 こういった祭事があるということは、やはり三韓は土地に定住することを強く意識した文化だったのだろう。住居の形も特徴的で、塚のような土家で、入り口が上にあるという。ほとんど土に埋まった家なのでは? やはり新羅が定住を強く意識した文化という自分の見立ては正しかったのではないかと思う。百済もそんな感じよね。三国史記を読んでたときは百済は三韓の風土に染まって定住意識が強くなった遊牧民というイメージを持ってたけど、後漢書三韓伝だと百済は元から三韓の分国のひとつだったとのことなので、更に私の勘が正しかったことになる。結構いい勘してない? 私。誰も褒めてくれないから自分で褒める。
PR

コメント

コメントを書く