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塗説録

愁いを天上に寄せ、憂いを地下に埋めん。

テキストサイト、2ch、まとめサイトは三位一体のトリニティ・ネトウヨ
 政治の話題はしばらくいいや、という話をきのとよしづきさんとしてたんだけど、先方といろいろ意見交換しつつ、どちらも基本的に、「政治の話なんてしたくないときはしなくていい」というスタンスであることを確認。当然ですね。さーて、今日も下らない政治の話なんかせず、下らないエロゲの話でもするかー、と思ってたんですが。



 そうだ、忘れていた。私の使命は、語り部として、かの悪鬼外道ネトウヨの根源たるオタクどもの悪事を後世まで伝え、世界の終わるその日まで地獄の業火で未来永劫オタクを焼き尽くすことである。使命っていうか、私が勝手に一人でやってるだけだけど。
 私がふぎさやかとかそのへんの連中を信用していないのも、どーせこのへんのテキストサイトの民族差別ネタとかでゲラゲラ笑ってた連中であろうことが明らかだからであり、なんの反省もしていないのだから今からでも死刑にするべき。

 私とちゆ12歳の因縁については以前からとくとくと説いておりますし、ここではあまり多くを語りませんが、私は法術を用いて「ちゆ12罪」という完璧なネーミングの罪状を発明し、2018年のちゆ12歳復活の際にも、それを喜ぶ桃井はるこやのじゃロリおじさんなどの隠れネトウヨを労働改造所に送るよう的確に指導しており、テキストサイトの罪を非常に大きく見ていることは知られているでしょう。
 ちゆ12歳のネトウヨ性については、中国人や韓国人を「ボウフラ」と表現するなど、冗談では済まない差別発言などもあるのだけど、それもそれとして、ネット右翼という存在について考えるうえで重要な概念、「冷笑系」も、元は「旗旗」という左派系サイトがちゆ12歳を指して用いた言葉でした。
 もともと2chでは街宣右翼や小林よしのりなどの「わかりやすい右翼」は、むしろ暑苦しい存在として嘲笑の対象とされることが多かったのだけど、その嘲笑者が差別をしなかったかといえば、「わかりやすい右翼」よりよほど差別的な連中であったことは当時の2chを少しでも知っている人は了解していると思います。私自身、強く反ネトウヨとなったきっかけは、もちろんネトウヨの韓国人差別発言などへの怒りや不快感もあったけど、それ以上に、そういった場で「ネトウヨも在日もどっちもどっちw」などと、なんの相対化にもなっていないどころか、より悪質な差別をもって囃し立てる冷笑家が中心となってつくるネットのムードへの憤りが大きかったわけです。そういった自称ノンポリ中立派を「冷笑系」と名付けたのが、この「旗旗」でした。心ある人士が冷笑系を問題とするならば、この起源から遡るべきであると考えます。ちなみに、私がJSFの存在を知ったのもこのブログであり、クルド人の存在を知ったのも、そこでJSFが言及していたからだったりします。まあ、それはいいことですが。
↓以下に冷笑系の出典へのリンクを掲載します。表現などに古い点もありますが、最重要文書です。

「ちゆ12歳」と右傾化
http://bund.jp/?p=189 @kousuke431さんから



 さて、ちゆ12歳についてはもっと言いたいことは山ほどあるのだけど、それは今度にするとして、当時のテキストサイト文化なんて、全部ネトウヨ(本当に全部ネトウヨと言い切っていいくらい)だったし、先ほどのちゆ12歳と並んで二大テキストサイトと評された侍魂も、SAPIOの読者だと公言し、このサイトを特に有名にした先行者の記事もSAPIOに由来すると述べていました。
 侍魂の先行者の記事では「国を挙げてオチをつけるなんて、さすが中国人、愉快な国民だ」といった感じの侮蔑的な発言があったかと思います。「ネトウヨは許せん」とか言いながら、「侍魂の先行者の記事は面白かった」みたいなことを言ってる連中って、リベサヨにもいますけど全然信用できないんですよね。「つい笑ってしまった」とかでもなく、なんの留保もなく「面白かった」で終わらせるって……。
↓こういう対談もSAPIOから出てますね。

異質対論 高部正樹×「侍魂」健 「日常としての戦場」で闘う覚悟を持て
https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I6030141-00


 ちなみに、SAPIOを知らない人にどういう雑誌か説明しますと、ゴー宣が掲載されてたり、南京大虐殺の被害者遺族を嘘つき呼ばわりして南京大虐殺否定論を出し、そのために名誉棄損で有罪判決を受けた東中野修道が敗訴後もずっと南京大虐殺否定論を執筆していた雑誌です。はあ……。

 たまに「昔の2chはインテリが多くネトウヨなんかほとんどいなかった」みたいな嘘が垂れ流されてますが、当時ネットのサブカル・オタク系オピニオンリーダーなんてネトウヨの方が遥かにマジョリティでしたし、そういったテキストサイト管理人はいいとこの大学に在学する大学生や大学院生も多く、歴史学や政治学を専攻している連中がウヨ系歴史コンテンツなどを投稿してたり、そもそもインテリこそネトウヨの始まりだったように記憶しております。私のインテリ批判も、そのへんに由来するところは大きいですし。(参考
 ゼロ年代にオタクが吹き溜まってたテキストサイトなんて最初から最後までそんな文化でしたし、まとめサイトなんてその集大成でしかないわけで、もう最悪ですよ、ほんと。こうやってウヨ系出版社がバックアップしてたわけだしね。陰謀論はご自由に。

 そのへんも追々やるとして、今回取り上げますウヨ系テキストサイトは、ロジック&マトリックスです。
 ここはゲームレビューとか漫画レビューとかで有名になったサイトでして、私はクソゲー竜王戦というゲームレビュー大会に提出された武蔵伝のレビューで知ったのですけれど、まあ、ここが非常にウヨウヨのウヨで。
 韓国の安貞桓というサッカー選手が20年くらい前に活躍してたのですが(朴智星なんかと同時期にセリエAでも活躍してた)、ロジックアンドマトリックスではそのアンチ活動みたいなのを延々やっておりまして、確か、この安貞桓という選手はゴールを決めると指輪にキスをするパフォーマンスをしていたのですが、それをラウールというサッカー選手のパクリだパクリだだからこいつはクズだと言わんばかりに嘲笑してて、なんというか……元日本代表の三浦知良選手のカズダンスもゴール時にサンバを踊っていたカレカというサッカー選手の真似だったんだけどね。私は別にどちらも問題ないことだと思うのですが、彼はカズダンスのことも嘲笑するのでしょうか。

 このロジマトの汚いところは、明らかに差別でやってるのに、直接的な差別発言はせずにネチネチやるところでして、どれもこれも本当に嫌らしい感じでした。
 そういえば、2011年の中国での列車脱線事故で中国政府が脱線した電車を、中に人がいるのにそのまま埋めるという暴挙に出た事件があったのだけど、その際、ロジマトでは「日本では考えられない! 東電の社長が福島の原発を埋めると発表したら、日本人なら東電の社長を埋める!」といった内容の発言をしていたような気がするのですが、現在の原発の状況を鑑みると、これまたなんというか……差別って、自分の足元を見えなくしてしまうので、そういう点でも有害なんですよね。確かに、中国政府の対応自体は、糾弾して当然の代物でしたが。というか、40人もの人が死んだこの事件に関しては私も中国政府の対応に怒りが沸いていたのですが、ロジマトのクソ下らない中国叩きを見て、完全に冷めてしまった記憶があります。大事故を下らない日本スゴイと中国叩きに利用するなよ、マジで。
 私としましても、中国は原発の利用をやめた方がいいとオススメしたいところですけどね。脱線事故の対応を見る限り、原発が事故でも起こせば、政府は日本と同じような対応をすることが目に見えてますから。(←辛辣かつ妥当な批判とはこういうもの)
 ロジマト単体がどうとか言うより、当時のテキストサイトの空気って、ほんとウヨだらけで最悪だったし、それが2chの空気でもあったわけで。ロジマトも、いくつかの記事を削除してたんだよな、そのへん。今はどうなってるのか知らん。





 ところで、最初の中原芽衣の私への言及ツイート、元の話題はこちらのようですが。
 まとめサイトと2chの連続性については言うまでもないのですが、このへんのテキストサイトも連続性めちゃくちゃありますからね。ウヨ思想の流れがテキストサイト→2ch→まとめサイトだったと断言しても嘘とは言えないと思います。世界史コンテンツという、ウヨ系歴史オタクのプロパガンダサイトになり果てていた歴史サイトなんかもテキストサイトのひとつですし。
 だいたい、テキストサイトにウヨい内容の記事が投稿される→そこで知識を得た者が2chで嬉々としてそれを書き込む→それがまとめブログで拡散される、みたいな流れ。テキストサイトの流行とまとめブログの興隆は時期としては入れ替わりなので、ずっとこういった循環があったというよりは、テキストサイト→2chで蓄積されたものが、後に2ch→まとめサイトと流れたと見た方がより正確です。

 更に言えば、このあたりのウヨ系テキストサイト管理人って、2006年頃にニャー速を中心としたウヨまとめブログが批判された際、決死擁護してた連中ですし。男爵ディーノの架神恭介とかね。
 「よいこの君主論」「戦闘破壊学園ダンゲロス」などで有名な架神恭介は男爵ディーノというテキストサイトの管理人で、先述のロジマトの管理人遊星や坊主めくりというテキストサイトの管理人だったネトウヨの仁鐵とも親交があり、昔はフッツーにウヨい発言してました。ちなみに、仁鐵こと蝉丸Pはニコニコ動画で再び有名になりましたが、その頃、氏は「俺はネトウヨじゃなく嫌韓だ」など意味不明の供述をしていたと聞いた記憶があります。





↑というわけで、ネトウヨ臭いニュースをまとめサイトで引用する蝉丸Pをご覧ください。まさに「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ってやつで、田丸浩史に対しても、こいつの件で正直ちょっと心象が悪くなった。理屈じゃなく感情として。
↓架神センセイと蝉丸P、現在もご一緒にお仕事をなさられてるそうで、ウヨ同士、仲のおよろしいことですね。

もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480430878/


 さて、初期テキストサイトは最高にウヨくて醜悪でしたが、ここまでくれば、まとめサイトが同様に最高にウヨくて醜悪なのは、畢竟、同じコミュニティから出た連中が運営しているからだとわかると思います。テキストサイト、2ch、まとめサイトは三位一体トリニティ・ネトウヨ。
 ここで重要なのは、「業界と繋がってウヨ思想を広めて金を儲ける」「ノンイデオロギー、ノンポリに見せかけてアニメやゲームでオタクを釣ってウヨ化させる」という近年まとめサイトで言われる特徴も、そのコミュニティも、なにも変わっちゃいないということ。少なくとも、連続したものだということです。今は評判が悪くなったまとめサイトを自分と切り離して経歴をロンダリングする連中が溢れている。まとめサイトを叩いて反ウヨを気取りながら、「テキストサイト時代はよかった」などとヌカしてる連中を信用してはならない。

【5/31】ニャー速とかについて思うこと
http://blue.ribbon.to/~cagami/dansyaku_top_log0605.shtml


↑このあたりの架神の分析、ただのなれ合いと商売のための擁護だけあって、内容がスッカスカで的外れやね。言ってることそのものが正当かどうかというより、「そこじゃねーだろ」みたいな。それに今読むと、その後のやらおん等のブログ連合を見てれば、ここで否定されてる新規参入ブログ潰しも「やっぱり、この頃からあったんじゃねーの」って感じだし、ここまでくると、架神もなんかすっとぼけてるんじゃないかと疑いたくなる。

 ちなみに、このニャー速騒動とそれに続くやらおんブログ連合騒動こそが、実は嫌儲板設立のきっかけです。
 反まとめブログ派の流入した嫌儲板に(十全とは言えなくとも)一応は反ウヨ的な風潮があるのも、逆にまとめブログを擁護したテキストサイト管理人たちがネトウヨばかりなのも、まったくの必然的な現象であったと言えるでしょう。ちなみに、ひろゆきはアフィブログ派です。だから、5ch管理人のjimがひろゆきに反旗を翻したとき、それに呼応したのが嫌儲板だったというわけです。すべてはつながっているのですよ。

 わたくし東夷の倭人は、革命の暁にはネトウヨの遊星、架神恭介、蝉丸P等ウヨ系テキストサイト管理人たちの過去の罪状を詳らかにし、速やかに労働改造所にブチ込もうと考えております。

蝉丸Pに関しては、もう高野山に知らせた方がいいかもと思いますが。あそこって被差別部落問題の学習会とかやってなかったっけ? アレはネット上での知り合いにも何度も制止されてるはずだし、改める猶予も十分にあっただろうに。




≪追記≫
 この記事はここまで、何も確認せずに書いていたのですが、ちょっと確認のためにロジマトの安貞桓についての記事を検索したらこちらが出てきまして。
【ネトウヨサイトにつき閲覧注意!】
http://landm.web.fc2.com/diary/diary_02_09_01.htm
【ネトウヨサイトにつき閲覧注意!】
 これ、私が過去に読んでなかった記事なのですが、ちょっと本当にひどすぎて、もう……。体調悪くなってきた。
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コメント

1. 無題

ええ、ロジマトってそうだったのですか。旋風の橘のレビューを楽しんで読んでた記憶があります。今読んだら楽しいのかはわからないけど

2. Re: タイトルなし

 単純にサブカル・オタク系のネタ文章としては面白かったのでは。
 ところで、旋風の橘の猪熊しのぶがすぐに都立水商でヒットを飛ばしたり、「連邦軍が捕まってあんなこともこんなことも」のAV監督二村ヒトシがなぜかアカデミシャンなどを巻き込んで再ブレイクしたり、このサイトでディスられると、なぜか人気が出るというジンクスがある気がせんでもないです。

(ウヨサイトにつき閲覧注意)
http://landm.web.fc2.com/diary/diary_02_09_01.htm
これ、正直見るに堪えないというか、だいぶ「イッちゃって」ます。完全にネトウヨだとわかるかと思いますよ、これは。ちょっとひどすぎる。
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