"東夷の倭人"カテゴリーの記事一覧
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少し遅れたが、上半期のブログサブタイトル集。
智は以て諫を距むに足り、辯は以て非を飾るに足る。(~2020年2月10日)
出典は列女伝。但し、大元は史記の殷本紀、紂王年間。
これは殷王朝の暴君である紂王の特徴について論じたもので、意味としては、「その知能は臣下の諫める言葉を拒絶するほどであり、その弁舌は自らの間違いを虚飾によってごまかすことができる」といったところか。紂王と言えば、古儒教においては暴君の代名詞であるが、決して無能な存在としては描写されておらず、むしろその能力は天下無双のものであったと描かれている。
儒教において知は尊ばれるが、当時に知に逸ることを強く戒め、愚者がある種の美徳を持つことを同時に訴える。知能や論理は時に自らの錯誤を誤魔化すことができる。ゆえに、自らを改める契機を逃すのだ。
時に愚かしさは愚直さへと繋がり、知力は小賢しさへとつながる。
中庸の第四章に次のような一節がある。子曰く、道の行われざるや、我之れを知る。
知者の之れに過ぎ、愚者は及ばざるなり。
道の明らかならざるや、我之れを知る。
賢者の之れに過ぎ、不肖の者は及ばざるなり。
孔子は言う。
「天下から道理が失われていることを私は知っている。
知者はその知性ゆえに気付くことがなく、愚者はその愚かしさゆえに気付かない。
天下に道理が明らかでないことを私は気付いている。
賢者は過ぎたるがゆえにそれがわからず、不肖の者は及ばざるがゆえにそれがわからない。」
これも、そういった中庸に関して論じた者であろう。
要られし盟なり。神は聴かず。(2020年2月10日~29日)
出典は史記、孔子世家。孔子の言葉から。
意味は「強要された盟約だ。神は聴かぬ」といったところか。
孔子が諸国を放浪していた中、匡の国で拉致され、公孫戌と二度と衛国には戻らないことを条件に解放された。しかし、その後すぐに孔子が衛国に向かおうとしため、弟子の子貢に盟約に違反するのではないかと質問された。その際の答えである。
言い回しがメチャクチャかっこいい。アルバイトをバックレる際になど、非常に使い前がある。
翩翩なる黄鳥、雌雄相依る、我の獨りたるを念ふに、誰をか其れ與に歸らん。(2020年2月29日~2020年5月30日)
出典は三国史記、高句麗本紀第十三巻瑠璃明王。高句麗二代目王、類利の詩。
記録に残る朝鮮最古の叙情詩らしい。
恋の詩らしいがこれを副題とした意味は特にない。失恋などもしていない。そもそも恋愛をしていない。
凡そ傳はる所の事は素無くして得、講習せずして之れを傳ふ。(2020年5月30日~2020年7月3日)
出典は論語集解の曾子曰吾日三省吾身章、何晏註から。
素が「素材」ということなんだろうけど、伝聞に関する話なので、情報ソースのことかなーと思う。記事では根拠と訳したけど、もう少し広がりがある意味のように思う。講習は冒頭の子曰学而~の註で人が集まって習うことだとされているので、「みんなで検討する」くらいの意味かなーと思う。「思う」とばかり書いているけど、よくわからないんだからしかたない。PR -
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初期はエロゲについての質問の回答が結構あって興味深い。(自分でゆーか)
エロゲについてはまとまった内容を語るより、こういう風にちまちま話すのが好きかもしんない。
何度も言ってますが、私はエロゲに『名作』を求めていないので、軽い感じで語りたいんですよね。
エロゲを日活ロマンポルノに譬えて、ここから真の素晴らしい名作が生まれるのだと盛り上がる人たちを冷めた目で眺めていた覚えが。
ソシャゲって実は結構な「くだらないエロゲ」に回帰している割合が高いんじゃないかと思ったりします。私が過去にやってたソシャゲは「大冒険! ゆけゆけおさわりアイランド」という名前からしてバカゲーというか、所謂『名作』ではない雰囲気のゲームで、我ながら大変自分らしい。艦これをみんながやっている中で、このゲームを選ぶのが私。艦これもコンセプトからして実はバカゲーなんだけど、そうなっていないところが怖いしダメ。 -
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だいぶいい感じになってきた。スマホにも対応している(はず)。
すごくクラシック・スタイルなデザインです。
htmlを手打ちにしてホームページをつくっていると、時間の流れがすごくゆるやかでよいです。
Twitterなんかはとにかく流れが速いのだけど、ある程度のところからは何も積み重ねられず、目まぐるしい停滞。ただただ、書き捨てていく感じ。ブログでもある程度そうなのだけど、Twitterは本当に極まっている。
漢籍を保管するためにホームページを立ち上げようとは、もう1年前から考えていたことなのだけど、本当に正解だと自分で感じた。ちゃんと言葉に向き合っている気がする。使い捨てじゃない言葉、とてもいい。
ブログでは訳されていない漢文の訳も結構掲載しています。どんどんブログから漢文を移動していこう。 -
できました。(できてません)
現在、ホームページ限定で公開している文章は三国史記の序文です。
スマホで見たらまったくまともに開けませんでしたので、どうしたものか思案中。 -
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超無味乾燥。
ブログっ子の私は全然つくれない。もう無理。投げた。知らん。
書き下しと訳はサラから書き直しました。昔書いた訳、本当にひどいし、そのせいでとんでもない事実誤認をしていた。
できる限り早く全体を公開できるようにする。