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塗説録

愁いを天上に寄せ、憂いを地下に埋めん。

手抜き更新でペースを戻す

 毎日ブログを更新するとうそぶきながら、結局2日1回更新ペースになってきている。で、それも怪しくなりそうなので手抜き更新で心理的なペースを戻す。忙しいといえば忙しいんだけど、それが更新できなかった主な要因でないことはわかっている。では何が要因か。手抜き更新をしなくなったことだ。

 というのも、ブログを書くネタはいくつかあるし、実は途中まで書いてなげている下書き記事がふたつある。これらは結構テーマがしっかりした記事で、それゆえにしっかりまとめようという意識が強くなりすぎてまったく完成せずに投げてしまったわけである。つまり書く暇がないのではなく、単に入れ込み過ぎだ。これはよくない。ブログの更新を持続するにはしょーもない記事でも継続して書くべきだ。なのでこの記事を書いているのだ。しょーもない記事を。中身のない、何の意味もない、何の価値もない。しょーもない記事をここに今まさに書いているわけだ。

 そういえばこれまで「入れ込み過ぎ」という表現を私は何度もネット上で当たり前に使ってきた。これ、よくよく考えたら競馬用語だし、何の注釈もなく用いるべき言葉じゃない気がする。本来の意味はJRA競馬用語辞典によれば、「競走馬がレース前に興奮しすぎて成果が出せないこと」となっている。これを私は「肩に力が入りすぎ」とかと同様に、やるぞという気持ちが変に先走ってうまく始めることができなかったりとか、完成させることのできない状態の表現として用いてきた。……って、よくよく考えてみると競馬用語の援用としても意味がビミョーに変容している気がしてきた。つまり誰もわからない、私が勝手に使っているだけの言葉だ。なんでこれまでこんな言葉を平然と使っていたのだろう、私は。

 競馬趣味のない私がなぜこんな表現を用いるようになったのか。記憶を遡ってみよう。確か子供の頃に読んだ競馬漫画『蒼き神話マルス』にこの表現が登場し、そこで覚えてそのまま今でも使っている……という経緯だったはずだ。で、子供って今より言葉の意味とか結構曖昧なまま使ってしまうことが多いから、自分の中で変容した意味を含めて定着したような気がする。いや、漫画内で「レースに勝とうという気持ちが強すぎて興奮しすぎてしまっている」みたいな感じのニュアンスを込めて「入れ込み過ぎ」という言葉が用いられていたから、そういう認識のままそういう言葉を使っていたような気もしてきた。イマイチ思い出せない。

 そもそも『蒼き神話マルス』がどんな漫画だったのか、どうやってもまったく思い出せない。なので当該のシーンの流れもまったく思い出せない。検証するのも面倒くさい。これまでなんとなく通じちゃうか、もしくは無視しても話が通じちゃうからか、このようにしてそのままずーっとこの言葉の問題が自分の中で放置されてきたようである。うーん。まあいいや、今後とも使っちゃおう。いいや、別に。

 ところで、過去に私は『宇宙兄弟』と『度胸星』を同じ時期に読んでいたために、宇宙飛行士の試験の展開について自分の中でかなり記憶が大きく混同されてしまっていたことがある。で、『蒼き神話マルス』の記憶についても、なんとなくどこかで『みどりのマキバオー』や『じゃじゃ馬グルーミン★UP』といった競馬漫画の記憶に混入されてそうな気がしている。もしかしたら『蒼き神話マルス』から流入される形で、それら二作の存在しない展開が私の記憶の中に存在しているかも……と少し気になった。

 手抜き記事なので特にオチもなくおしまい。

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