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塗説録

愁いを天上に寄せ、憂いを地下に埋めん。

ホームページに周易(易経)のコーナーを設置して『否』を更新。

焚巣館 -周易-
https://wjn782.garyoutensei.com/kanseki/shuueki/main.html

 本日の更新。といっても以前にブログで訳と所感をつづったものの改訂版。

 ずっとホームページを更新していなかったので、リハビリ的に更新したもの。実際には4月11日の時点で既にhtmlは打ち込み済み。少し見直してからアップロードしただけである。

 易経というか、四書五経をすべて原文で読むのはとてもとても意義があると思うけど、それらを全訳してホームページに掲載するとかさすがに労力がえげつないことになる。だからコーナーを設けるのはためらっていたわけなんだけど……。今回それを思い切ってやっちゃったわけである。どうなることやら。

 ちなみに冒頭に掲載した「陰と陽が入れ替わりを繰り返し、未来の生成が過去の生成を継承する。万物とは生成を永続するもので、これを『易』という。」という周易正義の訳めっちゃよくない? と我ながら思うのだけど、どの部分の訳なのか完全に失念してしまった……。あれ? 三ヶ月以上前に周易正義の原文からピックアップしてさらさらっと訳したものなので……。

 って、内容からして私が易経に深くハマったきっかけのひとつである「生生之謂易」という繋辞伝のフレーズの註釈だろう……と思ったら、あった

 生生之謂易,陰陽轉易,以成化生。

[疏]正義曰:生生,不絕之辭。陰陽變轉,後生次於前生,是萬物恒生,謂之易也。前後之生,變化改易。生必有死,易主勸戒,獎人為善,故云生不云死也。正義曰:生生,不絕之辭。陰陽變轉,後生次於前生,是萬物恒生,謂之易也。前後之生,變化改易。生必有死,易主勸戒,獎人為善,故云生不云死也。

 いやー、スッキリした。よかったよかった。これは中国思想研究者の中島隆博の著書『悪の哲学』を読んだ後に訳したものだから、文章の雰囲気にその影響があるのだとよくわかる。

 ちなみに既に訳して他ソーシャルメディアに掲載したものに『火山旅』があり、これも近々アップロードする予定。逆に言えば、他はしばらくいいかなーって感じ。論語注疏の訳をさっさと進めたい。あとは繋辞伝の書き下しは複数回やったことがあるけども、こちらはどうするか不明。おそらくホームページのどこかには掲載するけども。

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